大友 優木の日記

今日も早く帰って寝たい

旅行で地元のスーパーの〇〇売り場を見るのが好き

僕は旅行が好きだ。
日常を離れて、自分の生活を客観視すると、
なんとなく気が楽になるからだ。

 

そして、旅行に行くと必ず立ち寄る場所がある。
それはその土地にあるスーパーマーケットだ。

旅行に行ったらその土地のスーパーに寄る人なんて
正直、珍しくもなんともないと思う。

 

スーパーでは、お土産や特産品が安く買えるし、
僕もそれが毎回、それらが見つかるかどうか楽しみだ。

 

でもスーパーの味噌売り場が好きなんてやつは
あまりいないんじゃないだろうか。

 

僕は旅行先の地元スーパーの味噌売り場を見るのが
とても好きなのだ。

 

味噌売り場にはその土地の老舗のメーカーの味噌が並ぶ。

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自分の県では見られないような老舗の味噌が並んでいるのを
見ると、とてもテンションが上がる。

 

そして、こんなことを思うのだ。

 

「この土地の人は自分が食べている味噌が日本で一番美味いと思っているに違いない」と。

 

他の県では全く扱っていないような味噌が
「俺が一番でしょ?」と言っているかのように、
棚一面に並んでいるのだ。

 

それがなんだか可笑しい。

 

それをお土産に買って帰ると、なかなか美味しかったりして、
「自分がここに住んでたら、この味噌を買うんだろうな~」
なんて思ったりする。

 

日常生活をしていると、
自分の住んでいる場所の食べ物とか環境とか周りの人が、
とても特別に思えてくることがある。

僕は転勤族なので、遅かれ早かれ、
その土地とは別れの日がやってきてしまうことが分かっている。

 

しかし、自分が特別だと思っていたものは、
よその場所で誰かが似たようなものを作っていたりするし、
意外と日本にはそんな似たようなものがありふれている。

 

100年の歴史を持つ老舗だって日本中にありふれているのだ。

 

若いときは、特別なものを失うと思うと怖かったし、
今でもそんなに慣れたわけではない。

 

でも、きっと、別の土地に行ったとしても、
その土地で自分の好きなものを見つけていくんだと思う。

 

その事実を確認すると、なんだかホッとするような、
切ないような。そんな気持ちになって帰路につく。

 

だから、僕は旅行が大好きなのだ。